2016.10.28

ヨガにはじまり、つながっていく


ヨガインストラクターやパーソナルトレーナーとして、さまざまな角度から心身の健康・美と向き合われている南方さん。凛として軸をしっかりと持ちながらも単一のジャンルにとらわれない、そんな生き方についてお話を聞いてきました。

南方和美さん
ヨガインストラクター、及びパーソナルトレーナー。芦屋を中心に「pure YOGA」を主宰しながら、「ムーヴ・ライク・フローイング」というメディカル・フィットネス・スタジオのコアスタッフとしても活動中。

きっかけはいつも、ふとした一言で

母の一言で開けたヨガインストラクターへの道

どのようなきっかけで今の仕事を始められたのですか?

「ヨガをやってみたら?」という母の一言がきっかけでした。

もともとOLをしていて、結婚を機に専業主婦になったのですが、子どもが小学生になった頃に仕事復帰しました。それは、ある情報サイトのコピーライターとしてです。もともと情報を発信することが好きだったので、復帰後も楽しく仕事に取り組めたのですが、がんばりすぎてしまう性格が災いし、周囲から見ると疲れてしんどそうな表情をしていたときもあったようです。

そんな状況を見かねた母が、当時、自身のリハビリを兼ねてやっていたヨガを私に勧めてきました。そのとき、私はヨガに対していいイメージがなく、興味もなかったので、仕方なく教室に行ったのを覚えています。

しかしいざ参加してみると、ヨガの考え方に興味を持つようになり、心と身体もすっきりして、ヨガに対する印象が一変。気がつけば、いろいろと情報収集している自分がいました。そして調べていくうちに、どうせ学ぶなら、インストラクターになって仕事にしてしまおう!と思うようになったのが、今の私につながる第一歩です。

生徒に気づかされた私の強み

インストラクターとしてデビューされてからのことを聞かせてください

ヨガインストラクターとしての初めての仕事は、あるスポーツクラブでのグループレッスンです。60人ほどの生徒を前に行うレッスンは、最初はとても緊張しましたが、何かを伝えたり、発信したりすることは好きでしたから、インストラクターとしては未熟ながらも、レッスンを楽しむことができました。

インストラクターとして試行錯誤が続いていたあるとき、複数の生徒から、私のクラスの良さについて耳にしたことがありました。「カラダ全体が包み込まれる感じがして居心地がいい」とのこと。私の声のトーンが心地良く響き、リラックスできると言ってくれたのです。

このとき、私はハッと気づかされました。ヨガをやることそのものが目的なのは当然ですが、突き詰めると、癒やしを求めて来られている方が多かったんですね。これまではヨガインストラクターとして、ヨガに関連することを中心に勉強し試行錯誤してきましたが、ヨガ以外のことも広く取り入れいていかなくては、と感じた瞬間でした。

学べば学ぶほどつながり、広がる世界

パーソナルトレーナーとしての道

勉強する領域を広げていこうと思ってからは、筋肉や神経系などの体の構造に関わる基本的なことから、「オステオパシー」という、身体が本来持っている自然治癒力を活かす徒手医学など、専門的なことまで勉強するようになりました。しかし、それぞれは断片的に存在しているわけではなく、どこかつながりあっている、ということも実感。

勉強して世界を広げていくことで、ヨガに対して客観的に向き合えるようにもなりました。その結果、ヨガという領域にとらわれず、機能改善や健康維持のために、幅広く生徒さんに向き合っていこうと考えるようになっていきました。

出会いとさらなる進化

勉強の領域を広げたことで、どのような変化がありましたか?

ヨガインストラクターからパーソナルトレーナーへと領域を広げて活動するようになった、そんなあるとき、Facebook上で、あるメディカル・フィットネス・スタジオでトレーナーを募集していることを知りました。それが今、私のメインの活動の場となっている『ムーヴ・ライク・フローイング』です。アンテナを広げていたからこそ、素敵な出会いがあったと思っています。

このスタジオとその母体である診療所を経営されている橋間先生との出会いが、私にさらなる進化のきっかけを与えてくださいました。私にとって、メディカルの観点はあまり取り入ることができていなかったので、目から鱗のお話ばかり。『ムーヴ・ライク・フローイング』でトレーナーをさせていただくようになったことで、生徒さんにより広く、深く関われるようになったのです。

これからも私なりの生き方を追求したい

次なる役割はメディカルトレーナー

今後の展望を聞かせてください

短期的には、まずは「健康運動指導士」の資格取得を目指していきます。今は医師と連携して仕事をしているので、メディカルトレーナーとしての役割も求められます。運動療法を中心とした予防医療の視点からもアプローチできるよう、これまで以上に身体や栄養のことまで幅広く学んでいきたいと思っています。

芦屋の街に、私なりの貢献を

そして、もう少し先のこととしては、「美姿勢」に特化したトレーニングに取り組んでいきたいと考えています。特に芦屋には、身なりに気を遣われている女性が多く、それはとても素敵だと思うのですが、歩き方や姿勢にまで気を配られている方はそれほど多くないと感じています。それでは、せっかくのきれいな洋服が台無しになってしまいます。私がこれまで学び、経験してきたノウハウを総動員して、芦屋の女性に対してよりきれいな姿勢になってもらい、さらに充実した生活を送ってもらいたいと考えています。

編集後記

南方さんのお話を伺っていると、とても努力をされている方だなという印象を受けました。しかも、それ自体を楽しんでいる様子がヒシヒシと伝わってきます。「ヨガインストラクターとして挫折を経験したことがない」と仰っていましたが、直面した壁を「壁」と認識せず、どうしたら前に進んでいけるかと常に考え行動されてきたからだと納得しました。華奢なのに、この馬力。これからどこまで突き進んでいくのか、とても楽しみです。(きゅう)

参考サイト:個人ブログ「pure YOGA withミナミナ」